24時間テレビ


私の大嫌いな番組です。


週明けの職場で話題になったので、もうタイムリーな話題ではありませんが、思ったことを。










同じ気持ちの人もきっと多いだろうと思いますが、私がこの番組を矢鱈に嫌っている理由は「障害者の子供が何かを成し遂げること」に番組の重きを置いているところにあります。


「愛は地球を救う」だなんて壮大なタイトルを付けておきながら、やっていることは障害者が何かを為し遂げることにフォーカスを当てているのと、よくわからないマラソン。チャリティー活動なんて募金活動くらい。 
対象も国内と随分と狭い。
解決する必要の無い課題を勝手に作って、解決して、内輪で盛り上がっていることの何がチャリティーだよ。


さらに全面に「障害者」と「子供」を押し出すことによってお手軽かつ露骨に視聴者の関心を引こうとしているところも嫌悪の由縁です。
社会的弱者をここまで出汁に使っているイベント、他に無いでしょ。

















 

「24時間テレビで障害者が何かを為し遂げ感動する」


皆さん気づいていますか?

差別は良くないだとか、排除すべきだとか、なんだかんだ語っていてもこれに感動し心を動かされた時点で、心の奥底ではそいつも差別をしています。


障害者をテレビに出させて時点で、差別なのです。この事実に一体何人の人が気づいているでしょうか。 












「障害者を健常者と完全に平等に扱うのはイーブンでは無い」と顰蹙を買いそうですが、そもそも本当の平等とは本来酷なものだったりするんじゃないのかな。


人間たくさんの先天的な要素に偏りがあるのに、そのあたりの偏差全てを無視してやっすい「平等」を唱っている人がこの24時間テレビに心を動かされ感動しているんだから、突き詰めて考えれば考えるほどおかしいでしょ。




しかもこの24時間テレビ、ご存知の出演者に莫大なギャラが支払われているので海外から「クソチャリティー」と揶揄されているとか。
あのマドンナだってノーギャラでチャリティーやってるんだから、お前らそのギャラ全部募金箱に突っ込めよって言いたくなるよね。







そもそも差別を利用して金を儲けているこの仕組み自体が本当に気に入らない。
押し付けの善意が悪意と変わらない良い例。







マスメディアの為すべき役割とは一体。