コーラスじろー。



昨日は合唱団の練習でした。
8月30日はコンクールの県予選。
上位に入賞すれば関東大会ということで、私含め団員達の練習も日に日に熱を増してきています。




    





合唱との出会いは大学に入学してからでした。

高校時代は陸上部だったのですが、過度な練習のせいで椎間板ヘルニアになってしまい不貞腐れていた、そんな時に出会ったのが合唱です。





元々歌を歌うのは大嫌いで、中高の学校行事の合唱コンクールなんかも口パクで乗りきっていました。
私、すごく音痴で全く音程が取れない上に全く声が出なかったんです。



そんな私が合唱を始めた理由は、どうせ得意なことが満足にできなくなってしまったのならば、いっそ全くできないことに挑戦してみようという、なんとも破れかぶれな理由でした。

今思えば、元々苦手ならばできなくても仕方がないと自分で言い訳を作りたかったのかもしれません。
セルフハンディキャッピングってやつでしょうか。苦笑









入ってからは本当に、本当に苦労しました。


周りは音楽のキャリアが長い人がほとんどで、本当にズブの素人は私だけ。
しかも鍵盤に音程も合わせられなければ音域も極端に狭い、完全に場違いな素人。


今まで入っていた部活は取っ掛かりはそんなに遅くない、むしろ早かっただけに、これまでにない恥ずかしさや悔しさをこれまでの人生で一番経験した気がします。













萎縮して自信が無くなって、自分には元々向いていないだとかなんとか理由を付けて辞めたいと練習に行く度に思っていましたが、辞めなかったのは思い返すとただの意地だなぁと思います。


どんなことも、例え全国に行くような大した実績が出せなくても、今まで「できなくて諦めたこと」が無かったのが私の唯一の自慢だったんです。













大学の合唱団に入団して2年経つ頃にはなんとかかろうじで足を引っ張らないようになっており、そこからは単なる意地でなく、続けることで見えてきた「楽しさ」を追いかけ始めるようになりました。
音楽の字面の通り、音を楽しむようになってきたんですね。笑








合唱はソプラノ、アルト、テノール、ベースの4パート存在し、それぞれのパートにTopとSecondが存在するので、全部で8パート存在します。
意外と多いですよね、私も最初はびっくりでした。

  

この8パートがそれぞれ違う音を鳴らし、和音を作っていくことで曲が進行していきます。
音の組み合わせによって明るい響きの和音ができたり、逆に聞いていて不安になるような和音を作ったりもできます。


明るい歌詞には明るい響きの和音を、荘厳な雰囲気の歌詞には厚みのある和音をあてがう感じですね。


人の言葉で以て人の耳から脳を直接揺さぶり刺激することができるのは合唱団ならではだと私は思っています。




私が当時合唱団に入ったということで冷やかしに演奏会に来た友人達も、結局4 年間全ての演奏会に足を運ぶほどにハマってくれた事例もあるので、割と信憑性はあるのではないでしょうか。笑
















結局今も下手の横好きでやっているのが合唱ですが、私もいつまでも下手くそで居るつもりはありません。
ついていくのにあっぷあっぷではありますが、入団テストに受かってここに居るのだというのを自信に、頑張って貢献できたらなと思いながらいつも練習参加しています。




   




賞を取るのはもちろんですが、コンクール当日はお金を払って見に来る人もたくさんいらっしゃるようなので、そんな人達が少しでも来て良かったと思ってもらえるように、残り少ない練習期間を大切にしていきたいです。